カテゴリー「ヨミモノ」の79件の記事

2017年4月23日 (日)

レイリ #03 室井大資著 岩明均原作 秋田書店刊

表紙左側で横顔をさらすのが主人公。戦国のドサクサの中、家族を落ち武者に殺され身寄りの無くなった少女レイリ。
その記憶から武士を殺すための剣の稽古に励み、合戦で殺して、殺して、殺して、死にたいと願うように成長します。
いろいろあって表紙にも描かれる土屋惣蔵(土屋昌恒)に連れられ甲斐の武田勝頼の子、信勝の影武者となるための
鍛錬に勤しみます。現在3巻まで刊行され、本格的に影武者として活躍しだしたといったところです。

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作画は「秋津」エンターブレイン刊などで独特の描写をする室井大資氏。
原作は「寄生獣」講談社刊などを描いた岩明均氏。過去には「雪の峠・剣の舞」講談社刊、「ヘウレーカ」白泉社刊、
など歴史モノを手がけてきたりもしています。影武者となった少女レイリの活躍を追っていきたいと思います。

岩明均繋がりで、

ヒストリエ #10 岩明均著 講談社刊

紀元前4世紀頃、アレキサンダー大王に書記官として仕え、前半生は謎も多いとされるエウメネスの生涯を描きます。
現在10巻まで刊行され、エウメネスの生涯の何パーセントまで描いてあるのか私には分かりません。ペルシャ周辺の
地理や歴史を真剣に学ばなかったことも影響していると思います。このコミックでしっかり学習しようと思います。

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単行本1巻は2004年に刊行。それから13年経った2017年でようやく10巻。最終回を読むことはできるのでしょうか。
個人的には、ながやす巧氏や、鶴田謙二氏と似た感じのスローペースな漫画家という印象を持っています。
休載もあったりしますが掲載誌の「アフタヌーン」と、忘れた頃に刊行される単行本は今後も購読しようと思います。

蟻が10なら、イモムシゃ20、蛙30に蛇40。諸説イロイロある啖呵売の口上的な繋がりで、刊行時期の近かった

夜桜四重奏 #20 ヤスダスズヒト著 講談社刊

タイトルは「ヨザクラカルテット」と読みます。
人間と妖怪、それに神様までもが共存する架空の世界の桜新町を舞台とし、彼等のドタバタな日常を描きます。
過去にはテレビアニメ用、単行本特典用OVAとして映像化もされています。

現在20巻となり、話しも行ったり来たりすることから全体を把握しきれなくなりつつあります。個人の感想です。
週刊少年ジャンプにあるような対決パターンが続いたことから少し飽きてきてしまっています。個人の意見です。
クライマックスな感じも漂わせていますので、各エピソードを回収しつつ、大団円を迎えて欲しいとも思います。

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単行本1巻は2006年に刊行。それから11年経った2017年の今で20巻。
著者はゲームキャラクターの原案や、小説などのイラスト作成もこなしながら、本編の休載も記憶に無いほどで
月刊誌掲載であるにも関わらず驚異的な単行本刊行ペースといえます。岩明均ガンバレ!岩明均超ガンバレ!!

検討課題
・定期的に本棚の整理をする
・この漫画は購入済みだったかと書店で思い悩まない

2017年2月 8日 (水)

能面女子の花子さん #2 織田涼著 講談社刊

まさかの2巻。個人的には待望ともいえます。なので当然のように買います。

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話自体は相変わらずな感じで、伝統芸能に関わる細かい描写は無いといっても差し支えないと思います。
巻末では既に3巻刊行の予告までなされています。発売を待ちきれません。

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確か1巻では制服の色は蓬色のようなグリーンだったはず。最近の学校のように複数の制服を用意しているのでしょうか。
赤い制服の高校生というのは私の行動範囲において目にしたことが無いので、実際に見たらビックリしてしまいそうです。

書店で見る限り既刊は重版となりながらも表紙に「1巻」と表示はしていないようです。
改訂等々「1巻」と表示されたらそちらも買い揃えておきましょう。

検討課題
・車の後部窓に能面を飾ってみる
・道成寺のあらすじくらい知っておく

2016年12月23日 (金)

侍達ノ居ル処。野口哲哉ノ作品集 野口哲哉著 青幻舎刊

先日、静岡まで行って野口哲也氏の作品を見てきたので、その興奮を維持するために本屋へ駆け込みます。

本書は2014年に練馬区立美術館において催された「野口哲哉展  - 野口哲哉の武者分類図鑑-」のカタログも兼ねた
編集となっているようです。私は練馬での展示を見られなかっため、実際のところについてはよく分かりません。

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嘘ばっかり。
絵や古文書まで用意したうえで立体物も制作しています。完璧な考証と思い込んでしまいます。
フィギュアの目許の虚ろさと、しっかりと定まっていない視線に現代人とは異なる人達の雰囲気を強く感じます。
機会があればまた実物を見学に行きたくなります。

静岡で手に入れたメタルフィギュアを弄びながら、メルヘン多めな別書のページをペラペラめくったりしもしてみます。

検討課題
・気まぐれに鉛人形を甘噛みしない
・試しに五月飾りの鎧を猫に着せない

2016年12月 9日 (金)

RACERS Vol.42 KR250 / 350 カワサキのタンデムツインレーサー 三栄書房刊

プロターのプラモデル欲しかったな。と、書店で表紙を見てガキの頃の色々な気持ちが湧き上がってきたので購入します。

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群雄割拠の中排気量クラスにおいて、そのエンジンレイアウトもあって異彩を放ったKRシリーズです。
複数年にわたり参戦し、レースによっては最大6台もエントリーしていたことを戦績表などと併せ初めて知ります。
スポンサーであるNOLANとの関係、AKAIとの関係なども書かれており、非常に興味深く読むことができます。

右は購入特典として書店でいただいたクリアファイル。ウンチーニのγはかっこいい、ということです。

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本棚をザッと見るとVol.11 KR1000と、Vol.38 KZ1000を見つけだすことができました。
おそらくどこかにVol.06 KR500も埋まっているはずです。そのうち本当に必要になった後に出土されるはずです。

部屋のどこかにタミヤのKR1000もどこかに埋まっているはずです。もちろん探すつもりも作るつもりもありません。

そしてRACERS、次号Vol.43はヤマハのパリダカを中心としたエンデューロレーサーの特集と予告されています。
そうです、故ジャンクロード・オリビエ氏の特集です。いまから楽しみでしかたありません。

検討課題
・ピンク色のアネーロを見たら二度見する
・程度の良いAR50を探してみる

2016年11月15日 (火)

人の砂漠 沢木耕太郎著 新潮文庫刊

日常生活で触れあう機会の無い、決して有名人ではない市井の人々を追ったノンフィクション短編を8編収録。
刊行は1977年(昭和52年)とあり、収録された各編も昭和40年代末期に取材されたものが多くあります。
古い話かと思って読んでみると、現代の平成にも続く話しがいくつもあったりして驚きます。

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ガキの頃、大人から“沢木耕太郎は若いうちに読んでおけ”と言われ、深夜特急を読んだ記憶があります。
ただ、読んだ記憶があるだけで、どんな内容だったか思い出せないので再読しようと書店に行くと、深夜特急に並び
なんとも「強い」タイトルに目が行ったので、予定を変更して本書を読んでみることにしました。

沢木耕太郎ってこんな下衆な取材もするんだ。

純真無垢な若い頃であったならワクワクしながら、ドキドキしながら読めたかもしれません。すっかりオッサンになって
朝日新聞や毎日新聞といった嘘デタラメを書き連ねるマスコミなどの取材や報道の薄汚さ、気持ち悪さを知った後だと、
無関係ともいえる筆者に対してさえそんな感想を抱いてしまうのです。やはり若い頃に読んでおくべきものなでしょう。

読書中、読後ともに自分がスッカリ濁りきってることを突きつけられたような気持ちにもなります。
時間を空けてから本来読み返したかった深夜特急を読もうと思います。

検討課題
・執筆時と現在の差を認識しておく
・現代社会の問題をそれとなく知っておく

2016年11月11日 (金)

かみあり 染屋カイコ著 一迅社刊

最新の第7巻は、2016年10月27日に発売。まるでハロウィンに合わせたかのような表紙と発売日。
背表紙に書かれる巻数表示は大字を使っています。本棚に順番に並べる際、混乱してしまいそうです。

関西圏から神在月(10月)の島根に転校ししてきた中学生、千林幸子さんと同級生、その周辺を巻き込んだドタバタ。
知ってる神様、知らない神様、諸々の眷属、それに悪魔なども顕在化してしてます。平穏な生活を送るのは難しそうです。

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2007年より連載が開始され、現在は掲載誌において隔月連載を続けています。
第6巻から続く「ハロウィン編」は第7巻で収まりきらず、次巻の第8巻まで継続します。いつ発売になるか楽しみです。

主人公の千林幸子さんの「一、十、百、千、千林幸子です」という謎のキャッチフレーズ的自己紹介に嫉妬します。
個人的にはUnder the Rose 船戸明里著 幻冬舎刊同様、のんびり連載を追っていきたいコミックです。

かみありに似た語感繋がりで、

こちら葛飾区亀有公園前派出所 #196 秋本治著 集英社刊

単行本200巻の刊行をもって連載終了となった長寿コミック。
ガキの頃、サーキットの狼を読むついでに読んでいたような記憶しかありません。
大相撲刑事や北斗の拳と一緒に読んでいたような記憶もあります。前世紀のことなので記憶も曖昧になってきています。

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メモリアルである200巻は購入しておらず、196巻だけしか所有していません。
後書きに濃厚なオッサンの描写に定評のあるArk Performanceが寄稿していたからだろうと思います。
Ark Performanceの描く後書きイラストは潜水艦イ401に跨がる両津勘吉の勇姿です。潜水艦に跨がるオッサンの絵面は
どことなくバロン吉元氏の描く「どん亀野郎」のワンシーンを彷彿とさせるものです。

ゴルゴ13同様、少なくとも私が死ぬまでは連載が継続されているのだろうと思っていただけに、連載終了はビックリでした。
いつか全巻通して読んでみたいものです。

検討課題
・ベルセルクを一度読んでみる
・ガラスの仮面を一度読んでみる

2016年11月 5日 (土)

空棺の烏 阿部智里著 文藝春秋刊 

人の姿をした八咫烏の住む世界のお話しの続編。ざっくり、和風宮廷ファンタジーといった感じの舞台設定。
文庫化されたシリーズ3作目までが面白かったので、未文庫化の4作目と、最新刊の5作目の単行本も読んでみます。

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4作目「空棺の烏」では、八咫烏の王となる若者の近習を嫌々やってる少年を主人公に据えた学園モノ。
5作目「玉依姫」では、以前「和風」宮廷ファンタジーと書いたように、舞台を平成の日本の閉鎖的な山村に移した物語です。

いずれもファンタジーとサスペンスをふんだんに散りばめており、一気に読み進めることができました。
文庫化と併せ、更なる続編の刊行を待ち望みたいと思います。

検討課題

・本棚に並べたとき作者名の位置がバラバラでも文句を言わない

・今から本棚に空きスペースを確保すべく本の整理をしておく

2016年10月25日 (火)

烏に単は似合わない 阿部智里著 文春文庫刊

人の姿をした八咫烏の住む世界のお話し。ざっくり、和風宮廷ファンタジーといった感じの舞台設定。

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既にシリーズ三巻目まで文庫化されています。夏前頃から書店でプッシュされていたので、今さら読んでみます。
タイトルのシリーズ第一弾は、単行本の表紙を見る限り、私ならきっと手に取らなかったと断言できる乙女チックなイラスト。
文庫版を読み切ってから食わず嫌いはいけないことと痛感します。なので、文庫化されていないシリーズも読んでおきます。

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シリーズ第一弾は上記の通り和風宮廷ファンタジー然として、八咫烏の王となる若者の后選びレースの模様が描かれます。
ただ、帯には「予想を裏切る」と書かれているように、物語の始めのポヤポヤした雰囲気と世界は次第に変容していきます。
そこで本書が電撃文庫やコバルト文庫ではなく、文春文庫であったことを思い出し、松本清張賞受賞作品であったことをも
思い出すのです。以前読んだ「必ず驚愕する」のような肩すかしを喰らうことのない読み応えのある物語でした。

検討課題
・未文庫化の単行本を読んでおく
・日本代表のユニフォーム購入を考える

2016年9月19日 (月)

コンビニ人間 村田沙耶香著 文藝春秋刊

感情の表現に独特な感性を持ち、コンビニでのアルバイト生活を18年続ける女性、古倉恵子(36歳)さんが本書の主人公。
自宅とコンビニを往復する日々の中で、彼女の周辺の移ろいゆく日常を横で見つめているような生々しさを感じる文章です。

彼女の妹や同窓生、コンビニの店長や同僚と表面上だけも上手くつきあうように取り繕っていたところに新たなコンビニの
バイトして加わった白羽という男に今までの平穏と隠遁のようなものを掻き乱され、居場所を失いかけていくことなります。

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私自身、過去にコンビニで深夜帯のバイトをしていたことがあります。
夜2200から翌0600までの8時間、思いのほか空き時間のないルーチンワークをこなし続けるシステマチックなものでした。
おでんと公共料金の支払い、それに荷物受付が重なるような客が弁当と雑誌の搬入時刻と重なると、ふかし過ぎドロドロに
なり始めた肉まんをその顔に叩きつけたくなりました。深夜勤務は体調も崩しやすく、もう二度とやりたくないと思います。

私だってたまには芥川賞受賞作品のようなメジャータイトルを読むんです。

検討課題
・店内BGを暗記しない
・いらっしゃいませ!はダルめに言う

2016年9月11日 (日)

肉女のススメ 小鳩ねねこ著 少年画報社刊

表紙で泣きながらローストビーフ丼をかっこむ狼谷花子(かみや はなこ)さんが主人公。
タイトルの通り食べるシーンは肉料理、または素材として肉をふんだんに使用する料理を中心に描写してします。
面白いのは主人公が肉料理を食べると思わず涙を流してしまう点。涙腺が脆かったり、感動に打ち震えたりで忙しそうです。

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勤務先での先輩や同僚の肉料理を食べるエピソードも面白く描かれています。
主人公をはじめ主要登場人物は、動物の一文字を名字に含んでいます。今後登場する人々にも当てはまるのか楽しみです。

好きなものを好きなときに、好きなだけ好きなように食べる。食べることで得られる快楽の真髄だと思うのです。
肥満まっしぐらな自分としても唄の歌詞のように、食べて食べて、食べ疲れて食べ飽きるまで食べて、と突き詰めたいのです。

ここ最近、食傷気味な感じもする大雑把なカテゴリーとしてのグルメコミックを取り上げたのには理由もあります。

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大型書店で催されていた周年記念イベントの抽選に当選した嬉しさもあったりしたからだったりもします。
ここ数年いいこともなかったし、これからも期待できそうにないときにあってラッキーを使い果たした気持ちにもなります。

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そして見事、当選したサイン入りPOP。コミックの表紙と同じ絵柄のPOPです。
これが著者ご自身による直筆サインなのかどうか判断できるだけの材料を持ち合わせていませんが、本物と確信しましょう。
もしかして自分よりもっと必要としている方、欲しいと神に望んだ方もいらっしゃいましょうが当面は手放しません。
滅多に無いことですし、きちんと額装でもしようかと考えます。

検討課題
・公式な自署のサインは誰でも読めるように書く
・非公式なら自分だけが判るサインで済ませる

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