秋岡芳夫展
2011年12月17日、目黒美術館で催されている秋岡芳夫展を見学に行く。
手しごとの人である。モノづくりの人である。
日本における工業デザイン、クラフトデザインに大きな足跡を残した人である。
児童書や、学研の学習教材付録など教育分野での活動も行っていた人である。
素描や検討図、もろもろの手書きのアイデアスケッチが展示されいて、その中の一枚に
依頼主に対し「デザイナーはスーパーマンではない」と愚痴をこぼすようなイラストがある。
当時も今も何一つ変わっていない業界のジレンマだ。
いくつかの展示品は実際に手に取ったり、椅子など腰掛けて座り心地を体感することもできる。
1階ロビーでは生前の映像が放映されており、とくに刃物を研ぐイロハや、木工の問題解決など
懇切丁寧に解説されいるものは必見である。技術の伝承が絶えるなか、せめて映像資料だけでも
残っていれば教材として真価を発揮することと思う。開催は2011年12月25日まで。
検討課題
・考察と検討を真に重ね、吟味したか自問する
・自分の仕事は誇れるものか考える
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