東日本大震災 1年経過
その日、その時なにをしていたのかを思い起こす。
歯医者で虫歯の治療を始めようとしていた時だった。仮の詰め物を外し、洗浄を行いグリグリ始めようかという
タイミングで大きく揺れた。いったん揺れは収まりかけて更に大きく揺れた。メガネを外しボンヤリとした視界のなかで
間抜けな表情で口を開け、バインバインと上下にヘッドバンキングを繰り返す無影灯を見上げながら「死んでまうん?」と、
そんなことを思い、畳とはいかないまでも治療椅子で横になっているだけマシか。などと考えていた。
治療を中断し、余震のなか仮の詰め物を再度施してもらい事務所に戻る。歯科医師の手腕に感謝である。
専大前交差点方面を見上げると、上空では警察か報道かは確認できなかったがヘリコプター数機が飛んでいた。
地上では靖国通りは既に渋滞し始めており歩行者も騒然としていたことを思い出す。
自宅へ帰るための交通機関は運転を見合わせており、当日は会社でアルミホイルにくるまって仮眠をとった。
翌朝ヨロヨロと北を目指し歩き出す。遠方の従妹から気遣いのメールをもらう。自分といえば気が動転してるせいもあり
満足な返答もできない。情けないったらありゃしない。
2011年3月12日、8時30分頃に北千住駅前に辿り着く。
駅構内に入れないため周囲には人だかりができていた。気温は低かったが約8kmを歩いてきたため汗ダラダラだった。
いろいろありながらも12日の夕方までに自宅に帰り戻れたことで安堵した気持ちを噛みしめたものだ。
まぁ自室は激しい揺れによって「青い小箱」が床一面にぶちまけられた様相で、レジンの破損状態をチェックしたり、
後片付けにまごついたりと寝床を整えるまでに時間をとったが、東北の被災地のことを思えば何のことはない。
検討課題
・青空百景を聴き返し聴き込む
・うろ覚えの葉隠れを読み返す
デモドリさま
ご訪問、コメントありがとうございます。
漫画の題材も出尽くして、何かの題材でヒットしたりすると○○系のような感じで雨後のタケノコよろしく似た話、似た画風で
ポコポコ出てきます。商業誌も多数出版されるに至り、さその系統が細分化されニッチな需要、嗜好に支持されるようになり、
わけがわからなくなりつつあります。ケンタウロス系が万人向けとしてヒットしたかは別にして、書店で私にとって訴える力の
ある目立つ表紙であったのでしょう。そして少なくとも単行本化されるだけの需要があることに驚いてしまいます。
床下にしまいこんだ古い漫画を探せばケンタウロス系漫画がまだ出てくるかもしれまん。面倒です。
確実に手元に置き、ことあるごとに読み返すべきは「街道上の怪物」と「黒騎士物語」でじゅうぶんです。
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