東京防災 台東区版 東京都刊
朝、仕方なしに会社へ行くとポストに何かがブチこまれておりました。
我が愛すべきGAFFEの梱包箱に比べ、いささか不安を感じる厚みの黄色い紙製パッケージには赤枠を用いて
東京都から「この冊子は東京都が都民の皆さまへ無料でお配りしているものです。」と書かれています。
私は埼玉県民であり、東京へは仕事をする振りのために通っているわけです。都民ではない私のようなポンコツの
ためにも配布していただけるなんて東京都は太っ腹だなと感心してしまうのです。
内容物は左からステッカー、冊子カバー、冊子、都知事からの案内、防災地図がパッケージに収められています。
都知事からの案内については現職の都知事ご尊顔も印刷されていたので、画像では隠すよう配置しています。
防災地図はパッケージに「台東区」と書かれていたとおり台東区中心になっています。
その台東区の防災地図。
一般車両の通行が制限される幹線道路は赤色で示され、避難場所として指定されている学校や公園などの位置も
分かりやすく表示されています。台東区ではやはり、谷中霊園までを含めた上野公園周辺と、隣接する文京区内の
東京大学の敷地に避難するのが適切ということも理解できます。
ただ、この地図はハザードマップとしての機能はないので、地震による建物の倒壊の危険性を示したり、火災等に
よる延焼の危険性については示されていません。よって、避難場所へ最短距離で移動できるかは分かりません。
本棚から1990年に刊行された生存方法の指南書を引っ張り出します。
日本語で書かれた書物としては1972年に刊行された「冒険手帳」谷川尚規著 / 石川球太画 主婦と生活社刊 を
思い起こされる方も多いと思います。どこかにしまってあるはずですが幸いにも使うだけの災害に見舞われて
いないため、本棚の奥に紛れてしまっているのでしょう。すぐに探し出すことができませんでした。
東京防災と内容について比較してみます。
サバイバル・チャレンジでは食糧調達のため罠を仕掛けることから始めようとしています。
東京防災では日常常備という現代的な方法を提案しています。常備する家屋が倒壊し、火災により焼失してしまう
ことを考えれば罠を仕掛ける方法を知っておくのも悪いことじゃないと思ったりもするのです。
前述の「冒険手帳」にも罠の仕掛け方と併せ、捕らえた小動物の解体手順や調理方法も書かれており、極限状態に
陥った際には手元に置いておきたくなること請け合いです。
今後、数十年以内に関東周辺において大規模地震の発生する可能性は非常に高まっていると聞きます。
何はなくとも備えあれば憂い無しといきたいものです。
検討課題
・非常時に耐える皮下脂肪を蓄える
・生き延びるための悪足掻きを惜しまない
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