真田三代 火坂雅志著 文春文庫刊
書店で平積みされていたので手に取ります。
真田幸隆、真田昌行とその子である真田信之、真田幸村兄弟の三代の趨勢をまとめた小説。
実際、真田で三代と言えば上記であろうし、徳川なら家康、秀忠、家光を指すのではないかとも思います。
沼田城攻略、関ヶ原前後、大阪城攻防といった真田三代にとって欠くことのできないトピックを簡潔にまとめてあり、
スラスラと読んでいくことができます。またノノウと呼ばれる歩き巫女についても僅かに触れられており、望月千代女の
名前も出てきます。また小野お通、ザックリ真田十勇士的な妖しげなる人物も登場し、活躍したりもします。
これを足がかりとして興味を持てば。更に別書へと読み進むこともできるでしょう。
そんな真田繋がりで、
真田太平記 池波正太郎著 新潮文庫刊
いわゆる「真田もの」といえばこれに尽きます。あくまで個人の感想です。
全12巻の長編とあって、読了語に数年を開け、何度も読み返すことで常に新たな発見をもたらします。
登場人物も多いため、誰かの動きに視点を置いて読むことで別の面白さを感じることもできるでしょう。
とりあえずお江を追いかけるようにして読むことをお薦めしたいと思います。あくまで個人の感情です。
さらに池波繋がりで、
真田騒動 池波正太郎著 新潮文庫刊
上記の真田三代以降、松代真田の物語。
真田ものはもう少し真田信之と、松代藩の物語も充実させるべきなのではないかと思うのです。個人の意見です。
ずいぶん前に読んだため、内容は覚えていません。気が向いたときに読み返してみましょう。
合羽橋にある池波正太郎記念文庫にて写真展を催しています。また足を運んでみようと思います。
会期は2015年12月16日まで。
検討課題
・城址めぐりで天守がなくてもガッカリしない
・住宅地に埋もれた戦国遺構を探してみる
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