村上さんのところ 村上春樹著 フジモトマサル絵 新潮社刊
読者からの質問に対する受け答えをまとめた問答集的なもの。全ての質問に対して答えた電子版もあります。
タイトルには「村上春樹著」と書きましたが、本書表紙には「答えるひと 村上春樹」と書かれています。
正直に申し上げますと、私は未だかつて村上春樹氏の著作を最後まで読み切れたことがありません。
なんと言いますか、肌に合わないというか、手に取り読み始めるも読み進めずに途中で放棄してしまうのです。
ではなぜ今回も手に取ったかといえば挿絵を担当しているのがフジモトマサル氏であるからです。
たいへん残念なことにフジモトマサル氏は本書の出版後、2015年11月に鬼籍に入られてしまっています。
それまで村上春樹氏のエッセー集などで挿絵を担当されていたのが2014年3月にお亡くなりになった安西水丸氏。
本棚を探すと唯一持っていた安西水丸氏の本は、村上春樹氏の著作でした。
ウール100% フジモトマサル著 中央出版局刊
長めのいい部屋 フジモトマサル著 中公文庫刊
今から10年ほど前か、フジモトマサル氏の本を数冊購入していました。
ストーリーは非常に安堵できるもので、寝る前にゆっくり読むと心が落ち着いていく感じを得られる内容です。
もう新刊を読めないことを思うと返す返すも残念でなりません。
日頃は書かない話題ながら敢えてということで。
検討課題
・フジモトマサル氏の別著を読む
・村上春樹氏の著作を読破する
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コメント
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demobirdさま
ご訪問、コメントありがとうございます。
どれも読破できない私ごときのために、村上春樹著作攻略法を伝授いただき感謝いたします。
これで「ハルキスト」ならぬ「村上主義者」への階段を一段上がれるかもしれません。
投稿: せーろく | 2015年12月26日 (土) 23時31分
村上春樹好きとしては黙っていられないですね。
私は講談社文庫の1と2(風をひくな、と、1973のビーンボウ)くらいが好きで、長編はどれも微妙な判定です。
あとは短編集がオヌヌメ、一番は糸井重里さんと共著のベリーショート。「アスパラガス」は最高です。
とにかく、極初期かつ短いやつがイイですね。
本当に好きかって?昔の作品なら好きですよぉ
投稿: demobird | 2015年12月26日 (土) 19時43分