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2016年2月13日 (土)

ニュクスの角灯 高浜寛著 リイド社刊

導入は終戦近い1944年の熊本で、防空壕に避難する老婆の思い出話から始まります。
そして舞台は1878年の長崎。鍛冶屋町で骨董、舶来品などを扱う「蠻」という店を中心に話しは進んでいきます。

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表紙中央の赤いリボンの少女は「物」の記憶や未来を見透す異能を有しおり、店で扱う商品などからも何かを得ています。
ロンドン万博から四半世紀、明治維新から10年を過ぎ、江戸時代の名残の中に西洋の近代文明が入り込んでくる時期。
時代背景的には、エマ 森薫著 KADOKAWA/エンターブレイン刊 で描かれる世界と同時期の物語と言えます。
あまり題材にされることの少ない舞台設定となっており今後の展開も楽しみ。

長崎繋がりで、

蝶のみちゆき 高浜寛著 リイド社刊

ニュクスの角灯の話しよりも少し前の時期に、わずかに離れた丸山町の遊郭でのお話し。
ニュクスの角灯の表紙左上に丸で囲まれた女性が丸山町出身であったりと、場所や時代がちょっとずつリンクします。

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幸せか不幸せ、二択であれば後者であろう花魁や遊女の日常生活なども丹念に描かれており、淡々と物語は進みます。

さらに高浜寛繋がりで、

SAD GiRL 高浜寛著 リイド社刊

珍しい左開き。小林源文氏の著作のようです。
表題作は表紙の女性の悲しいまでに流転していく物語。オチは本書で。

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巻末に収録された右開きで読む短編もユーモアに富んでおり、楽しく読めます。

リイド社といえば「さいとうたかを」のイメージを強く持ちますが、結果として高浜寛固め。こんなこともあります。

検討課題
・場所を指すとき「おおもん」と「だいもん」を使い分ける
・女子やガールの濫用に注意する

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