コンビニ人間 村田沙耶香著 文藝春秋刊
感情の表現に独特な感性を持ち、コンビニでのアルバイト生活を18年続ける女性、古倉恵子(36歳)さんが本書の主人公。
自宅とコンビニを往復する日々の中で、彼女の周辺の移ろいゆく日常を横で見つめているような生々しさを感じる文章です。
彼女の妹や同窓生、コンビニの店長や同僚と表面上だけも上手くつきあうように取り繕っていたところに新たなコンビニの
バイトして加わった白羽という男に今までの平穏と隠遁のようなものを掻き乱され、居場所を失いかけていくことなります。
私自身、過去にコンビニで深夜帯のバイトをしていたことがあります。
夜2200から翌0600までの8時間、思いのほか空き時間のないルーチンワークをこなし続けるシステマチックなものでした。
おでんと公共料金の支払い、それに荷物受付が重なるような客が弁当と雑誌の搬入時刻と重なると、ふかし過ぎドロドロに
なり始めた肉まんをその顔に叩きつけたくなりました。深夜勤務は体調も崩しやすく、もう二度とやりたくないと思います。
私だってたまには芥川賞受賞作品のようなメジャータイトルを読むんです。
検討課題
・店内BGを暗記しない
・いらっしゃいませ!はダルめに言う
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