バンダイ Figure-riseBust #023 初音ミク
今年6月に催された第56回 静岡ホビーショー 2017で発表のあった塗装不要の上半身モデルを見つけたので購入します。
自分の思っていたサイズよりも厚みのあるパッケージ。
中身を見れば、そのキャラクターの特徴的な髪型を始め、上下割りの金型で対応できるよう各部品を配置していることもあり
各ランナーも平板なものではなくなっているようです。日頃レジン一発抜きを手に取ることの多い自分にとってはビックリです。
白、黒、肌色、ターコイズブルーの4色を組み合わせることによって、誰でも失敗することなく美少女の顔を再現できます。
まさに創業300年の老舗である株式会社吉徳の言うとおり「人形は顔がいのち」なのでございます。
裏面は舞台裏を覗くがごとく、複雑に入り組んだ各成形色の配置を見ることができます。
各部品に施された梨地処理、鏡面仕上げなど異なる素材を表現する工夫が為されており、上記の通り塗装することなく、
部分的に同梱されるシールを貼るだけで、誰でも素晴らしい出来映えの美少女フィギュアを完成させることができます。
その各成形色の配置は、美少女の表情への効果を最大限にするための設計者の情念のようなものを感じてしまいます。
さて、それで買ってしまったことで一定の満足感を得られた自分はこれを作るのか?となるわけです。どうしたもんだかな。
検討課題
・せっかくだからゲート処理は丁寧に行う
・本当に塗装不要なのか確認だけしておく
文章中、現在では様々な方面からの指摘から、用いられる機会の無くなりつつある「肌色」の語句を用いています。
あくまでバーチャルアイドルを再現したプラスチックモデル成形色に対して、書いてるオッサンなりの色彩表現の解釈です。
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こいでさま
ご訪問、コメントありがとうございます。
これが複数のエンプラを組み合わせて成型できる金型だったら本業での自由度がどれだけ上がるかを考えてしまいます。
もう何十年前からひたすら続くネジ+シール+ネジ+シールなんていう構成の設計はイヤなんざんす。
投稿: せーろく | 2017年9月14日 (木) 00時33分
この金型と成型技術、日本人はすごい!
投稿: こいで | 2017年9月13日 (水) 07時32分