それは突然に
無為に、そして無駄に齢を重ね、気がつけば五十路を向かえておりました。光陰が百代の鶴亀でございます。
私の勤務先は就業時間中に時報代わり、USEN代わり、ちょっとした雑音としてラジオをつけっぱなしにしています。
基本的にはFMですが、細かい作業を行う窓の無い小部屋では頻繁に時刻をアナウンスするAMを聴いています。
AMといっても聴いているのはEagle810だったり、JOQRだったりと気分によってマチマチだったりします。
聴き流すようにJOKRやJOQRを聴いていると、いわゆる演歌を耳にすることも多かったりします。
若い頃は洋楽にかぶれるというか、演歌や民謡に馴染むこともしませんせんでした。むしろ忌避していたくらいです。
なんというか、演歌や民謡というのはくたびれ果て、酔っ払った千鳥足のオッサンが聴き、歌うものと信じていました。
ところがですよ、自らがスッカリくたびれ果て、酔っ払って千鳥足のオッサンになったんだと自覚できた瞬間、スッと、
本当にスッと自然に演歌を聴けるようになったんです。もちろんマイクを握りしめ、がなるように歌ったりもします。
上野の高架下には古くから演歌を中心とする歌謡曲のカセット、CDを取り扱う専門店があります。
会社帰りに立ち寄り、素人丸出しなザックリした要望に対して店主さまがチョイスしたのはこちらの2枚。クゥ〜。
いま聴くと、その歌詞の内容はとても昭和的といえます。なにがと問われると詳細を明確に表現できませんけど。
さらに画像右側のShiroh Miya with PINKARA bros.の曲調は得も言われぬ関西的なものです。聴き比べてください。
ビートルズやストーンズを聴いて育った世代も既に還暦をブッちぎる今日この頃、電話越しに直筆サインの要求を
華麗に捌いていくポールマッカートニー特別捜査官の話を若い人にしても伝わりっこないんです。そういうもんです。
余計なことはさておき、車の運転中に演歌を聴いていると、長距離貨物車の運転手になった気分も味わえます。
自分がこれまで興味を持たなかった歌手も当然のように多くいます。少しずつ聴いていき、歌えるレパートリーも
増やしていければとも思ったりするのです。まずは気になる歌手のCDを漁っていこうと考えます。
検討課題
・仕事で煮詰まったらデスメタル
・渋滞にイラついたらガムラン
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