神保町駅前 3月
神保町交差点を靖国通りに沿って書泉グランデ方面へと歩くと黄色い外観のコミック高岡(高岡書店)が目に入ります。
勤務地が神保町だった頃は昼休みや、会社帰りに立ち寄り新刊コミックを買い込んだりするのに利用してきた書店です。
先般、2月初旬に閉店を告げるニュースが流れ、実際に店舗へ行くと3月31日をもって閉店すると貼り紙がありました。
明治期に開店した老舗書店ということですが、私自身はコミック関連専門店になってからの平成初期、1990年代になって
から頻繁に利用するようになりました。そう、パラパラと立ち読みをしていると店員さんから厳しく注意された頃のことです。
神保町界隈でコミックに強かった新宿書店神保町店、書泉ブックマート、すずらん堂といった書店が次々に閉店しました。
出版社、編集事務所、製版、製本、取次店といった書籍の供給側と、新刊書店、古書店など販売側も集まる産業集積地
的な街であってだからこそ、近年叫ばれ続ける出版不況の影響を大きく受けてしまうのかもしれません。
書籍関連の店などが閉店すると飲食店や最近ではホテルなどに建て替わり、書店街といわれた神保町の風景も変わり
つつあります。時代の趨勢です。観光立国を目指す以上、旧態依然としたペーパーメディアは不要なのかもしれません。
なんとなく本を買いに神保町へ行く理由、機会も減ってしまいそうで、なんともいえない気分にさせられます。
まずは名残を惜しむでも無く、3月に刊行される新刊コミックはできるだけコミック高岡で購入しようと思います。
検討課題
・それでも神保町のキッチン南海には通う
・神保町周辺の麻婆ショップ開拓も欠かさず行う
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