学年誌100年と玉井力三 ~描かれた昭和の子ども~
2022年10月22日、半袖楽勝な陽気のなか日比谷公園内の千代田区立日比谷図書文化館へ赴きます。
小学館発行の学年誌を1950年代から1970年代にかけて約25年描き続けた玉井力三氏の作品展です。
春には春らしい題材を盛り込みつつ、表紙に用いる人物画を毎月描いていたことに驚いてしまいます。
秋には秋らしいイベントを題材にした表紙が描かれます。だいたい男女二人を描いています。
幼稚園 1964年1月号表紙。
その原画。幼稚園児らしいアンバランスな頭身で描かれています。
小学二年生 1970年1月号表紙。
その原画。正月の晴れ着にサターンV。
付録の組立式サターンV。紙製で全長1mを超す巨大な模型。
小学三年生 1970年3月号表紙。
その原画。月を小脇に抱え、月着陸船イーグル号を掲げています。左下の赤ベタ部は別途貼り込み用のスペース。
付録はジャンボ747の模型。コの字にソファを置いた区画はファーストクラスでしょうか。
客室乗務員の制服がオシャレなのはパンナムとエールフランス、エミレーツです。あくまで個人の意見です。
戦前から発行されていた小学館発行の学年誌。学研の科学と学習と並び、一度は手に取ったことと思います。
現在では付録のデキの良さから争奪戦、売り切れにもなる小学館の学年誌。気まぐれに買ってみたくなります。
千代田区立日比谷図書文化館で開催中の「学年誌100年と玉井力三」展の会期は2022年11月15日まで。
検討課題
・付録本に翻弄されない
・社会人35年生の発刊を待つ
« RUBICON MODELS 1/56 Sd.Kfz. 251/7 Ausf.D 3/3 完成 | トップページ | Go West! November »
コメント
« RUBICON MODELS 1/56 Sd.Kfz. 251/7 Ausf.D 3/3 完成 | トップページ | Go West! November »
Kawakami(偽者)さま
ご訪問、コメントありがとうございます。
なんとアポロ月着陸はリアルタイムでしたか!自分は物心つく前だったので全く記憶にありません。
物心つくようになってからは紙製の付録を上手く組み立てられた記憶もございませんです。
投稿: せーろく | 2022年11月 6日 (日) 23時08分
このアポロ持ってました
後の再版(というか、リニューアルしてつけたもの)があって
それを買ってもらったのか
と思いましたが
1970年なら時代的に合います
たぶんこれ持ってました
あと印象的なのは
ガッチャマンのヘルメットかなぁ
あれもよかったです
投稿: Kawakami(偽者) | 2022年11月 6日 (日) 08時55分