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カテゴリー「ヨミモノ」の126件の記事

2023年9月25日 (月)

配線略図.book vol14 東武鉄道配線略図1975 配線図.net刊

東武鉄道各路線の1975年当時の配線略図をまとめた本。
配線略図は1975年当時と、2023年現在を比較していて差異が非常に分かりやすくなっています。

タイトルにある1975年といえばスカイツリーラインではなく伊勢崎線と呼ばれていた頃。
東向島駅が玉ノ井駅となんとも艶っぽい駅名だった頃。梅島駅までは高架化工事が完了し、雨が降ると
蒲生駅から新田駅にかけてはダブダブに水没し幻想的な田園風景を見せていた頃の配線略図です。

Tobu_1975

1975年当時は貨物輸送も行われていたことから沿線には企業の専用線も多くあったことが分かります。
西新井駅には工場があり、杉戸駅(東武動物公園駅)に蒸気機関車用給水塔も残ってた記憶もあります。

現在、高架化工事中の春日部駅に対応するためか大袋駅、武里駅に留置線が新設されたことを知ります。
下今市駅、鬼怒川温泉駅にSL大樹用の転車台が設けられたことも見てとれます。時代は流れていくのです。

遺構探しに沿線を歩いてみたくなる一冊です。

検討課題
・葛生駅の先を歩いてみる
・高架化された竹の塚駅を見ておく

2023年9月12日 (火)

中世への旅 ハインリヒ・プレティヒャ著 平尾浩三/関楠生訳 白水Uブックス刊

中世といえば暗くて、冷たくて、寒くて、汚くて、不潔で、不便で、不自由で、教会が強突く張りで、
市民は蒙昧で、頑迷で、と己が知識の無さをひけらかしながら偏見丸出しになってしまいます。

そんな中世世界を「騎士と城」 「都市と庶民」 「農民戦争と傭兵」の3冊に別けて紹介しています。

Cyuusei_01

中世ドイツを中心に、叙事詩「ニーベルンゲンの歌」からの引用や、当時の図版なども用いながら
話と解説は進み、私の凝り固まった偏見を見事に解きほぐしてくれます。

中世繋がりで

貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 道造著 オーバーラップ文庫刊

web版小説は未読。
そこは男女比1:9という女性が社会を動かし、男性は貴重で金で囲われ、複数の女性で共有することも
あるへんてこ中世世界の童貞辺境領主騎士に転生した男の物語。男は脱童貞を果たせるか?

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転生前の男も童貞。ただ、既刊の3巻までにおいて男についての過去は、それ以外触れられていません。
ここらへんのサッパリ具合というか、ザックリ具合は転生前への女々しさを感じさせず、いい感じです。
柳瀬こたつ氏によるコミカライズも進行中。男の行く末含め、追いかけてみたいと思います。

騎士繋がりで

家系女騎士 錆狗村昌著 KADOKAWA刊

オークとの戦闘中に家系ラーメン店「鬼心家」に転移させられた女騎士フレイヤ・R・ダイヤモンドの物語。

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言葉も解さず、転移時にラーメン店の寸胴鍋をブチ撒けたことから、なし崩し的にバイトをする日々。
バイトの賄い飯は当然のようにコッテリ家系ラーメン。無事、体型を変えずに元いた世界に帰れるのか、
ドタバタながら帰郷なるまで読んでみたいと思います。

錆狗村昌繋がりで

亡びの国の征服者 錆狗村昌著 原作不手折家 キャラクター原案toi8 オーバーラップ刊

現代日本から不慮の事故により中世ヨーロッパ風異世界へ現代の記憶を残したまま転生した男の物語。

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原作小説は未読。中身はそれなりに成長した成人ということもあり、既刊のコミックで描かれる主人公は
子供ながら妙に達観した感じで描かれます。コミックが原作小説に追いつくにはマダマダ時間がかかり
そうですが、作画の絵柄は好みだったりもしますので、しばらくは追いかけようと思います。

検討課題
・行灯カキカキ!
・チンコ痛いねん

2023年9月11日 (月)

詳説東武100・200系 丸目会刊

今夏に導入された新型超特急N100系スペーシアX、それと500系リバティ号の運用が今後
増加していくことが予想される東武鉄道にあって、長らく「超特急」の名を欲しいままにしてきた
超特急100系スペーシア、特急200系りょうもうは少しずつ運用から外れていくのかもしれません。

そんな100系と200系についての詳細を紹介する本が平積みされていたので購入します。

Tobu_100_200

すげーよ。
冒頭に東武鉄道の歴史、東武特急の歴史を紹介した後は、ひたすら100系と200系の記事。
書店で「ビニ本」状態での販売だったことから中身を見ることなく購入せざるを得ず、購入後に
ソワソワしながらビニールを引きちぎり中身を読むに、内容の濃さに驚いてしまったのです。

これは保存用にもう1冊購入しておいてもいいかもしれないという良書です。個人の意見です。
今後、私の愛してやまない最良の普通車「東武30000系」詳説の出版を待ちたいと思います。

検討課題
・エックス?
・私鉄グリーン車を可能な限り利用する

2023年7月24日 (月)

新車詳解 東武 N100系 SPACIA X イカロス出版刊

新型超特急 スペーシア X には、現時点において乗車する機会は訪れていません。
いつの日か乗車できる際、車内で恥ずかしい思いをしなくて済むよう、内装などを確認しておく
ためにも車輌の詳細について、多数の図版とともに書かれている本書を購入してみます。

それにしてもナゼN? Newではありきたりだし、Nikkouなのか?それともNezuのNなのか?
気にすることでもありませんが、XならX100系でもよかったのじゃあないかと思ったりします。

N100_2307

多彩なシートアレンジ。支払う金額如何によってヒエラルキーのようなものを垣間見るのでしょう。
乏しい手持ちの金でやりくりする我が身としては、乗車できるだけも冥土の土産になると思います。

巻末には東武鉄道の超特急1720系DRCと、100系スペーシアの車輌紹介パンフレットを縮刷して
掲載しています。むしろこちらが本文、本体といっても過言ではありません。個人の意見です。

まずは乗車の機会を窺いたいと思います。

検討課題
・ジュークボックスを探さない
・2人用個室を独りで利用してみる

2023年7月20日 (木)

世界の傑作機 No.209 グラマン F8F ベアキャット (No.148増補版) 文林堂刊

ベアキャット!
模型製作の資料に使うかと問われれば目を逸らし、俯いてしまいますが、とりあえず買っておきましょう。

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増補版と書いてあります。No.148を持っていないため、どこらへんが増補されたか調べてもいません。
なんにしてもキットに恵まれないベアキャット。エアショーに参加するために仏軍機仕様にレストアされた
機体のギラギラの塗装は、いつの日か模型でトライしてみたい気持ちになるほどでした。

キットに恵まれない繋がりで、

世界の傑作機 No.112 A-5 ビジランティ [アンコール版] 文林堂刊

カラーバリエーションに乏しいビジランティ。試験的にとはいえ、緑色の迷彩塗装があったことを知ります。

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ナナニーのキットといえばエアフィックス社、ハセガワ社、トランペッター社、どれも一長百短といった感じ。
個人の意見です。部品も少ないハセガワ社のキットを気が向いたときに発掘だけでもしておきましょうか。

検討課題
・とりあえずナナニーのベアキャットを
・じんわりとSu-34をどうにかしてみる

2023年6月11日 (日)

令和のダラさん ともつか治臣著 KADOKAWA刊

その土地の禁足地で「屋跨斑」と呼ばれ畏れられ、祀られてきた祟り神(表紙左下のロングヘアー)と
三十木谷姉弟(右下が姉の三十木谷日向、右上が弟の三十木谷薫)との交流?を描く現代怪異奇譚。

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作者は「田村本」でお馴染みのともつか治臣氏。大病を患ってからの復帰作。
三十木谷薫から「ダラさん」と呼ばれる屋跨斑は蛇身、蛇神でもあり、ともつか治臣氏といえば過去にも
同人誌「よめいり」2014年刊、商業誌「荒蛟」2016年などでも蛇モチーフな作品を描いていました。

ダラさんが人間だった頃の過去と、三十木谷姉弟と関わるようになった現代を行ったり来たりしながら
話は進みます。マダマダ登場人物は増えていきそうだし、話も拡がりそうです。

ニョロリ繋がりで、

ルリドラゴン 眞藤雅興著 集英社刊

表紙の青木瑠璃は、高校一年生のある朝突然ツノが生えたことから話が始まります。
母に尋ねるとドラゴンである父親からの遺伝だろと説明を受けます。学校でくしゃみをすると火を吐き
喉を焼き、それでもドラゴンの形質なのか喉はすぐに治癒し、河川敷で火を吐く練習もします。

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単行本において父はまだ描かれていませんが、いずれ人型なりドラゴン状態で描かれると思います。
しばらく休載していましたが、連載を再開したとのこと。続刊を待ちたいと思います。

異種婚姻繋がりで、

竜王の娘 中国幻想選 鮫島圓著 双葉社刊

副題に中国幻想選とあるように、中国古典作品を原作にした短編集。
嫁ぎ先で不遇な扱いを受ける表紙の竜王の娘「霊珠」を救い出すため人間の青年「柳穀」が奔走し、
スッタモンダの末に竜王の娘と結ばれ、青年も竜化していく話。

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作者は中国幻想選として「狐の掟」も刊行しており、今月には新刊「無名の剣」の刊行も予定されています。

他にもニョロリ系?として、
虎は龍をまだ喰べない。 一七八ハチ著 KADOKAWA刊
s級ギルドを追放されたけど、実は俺だけドラゴンの言葉がわかるので、気付いたときには竜騎士の頂点を極めてました。
ひそな著 KADOKAWA刊 …それにしてもタイトル長いな。などもありますが割愛します。

検討課題
・本棚の整理をする
・捨てる漫画をまとめる

2023年1月21日 (土)

ヒギンズさんが撮った東武鉄道 J.Wally Higgins写真 アルファベータブックス刊

書店で見つけたので購入します。発行は2022年11月。

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ざっくり米国人撮り鉄。NPO法人名古屋レール・アーカイブス所蔵の写真を鉄道会社、路線ごとに再構成したもの。
副題の「コダクロームで撮った1950~70年代の沿線風景」とあるように、シャッキリした総天然色画像がタップリ。
各画像には安藤功氏による解説が添えられます。

東武鉄道繋がりで本棚をまさぐります。

鉄分と~ぶん 第4号 モデルワム 鉄分と~ぶん製作委員会刊

2018年11月に発行された薄い本。戦後の本線モニ&東上線モユニを特集しています。

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東武鉄道では昭和50年代までは小さな荷物の輸送も行っており、自宅最寄り駅から「荷物が来てるよ」と電話が
あると自転車を押して駅事務所まで荷物の引き取りに行くのがガキの手伝いだった記憶があります。
デラックスロマンスカー「超特急きぬ号」が踏切待ちするガキ目がけイロイロをブチ撒けていた頃のお話しです。

超特急繋がりで、

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今夏から運用開始とアナウンスのされているスペーシアX。エックス?とりあえずキーホルダーを購入します。
純白の車体が関東ローム層を縦断しながら疾走し、巻き上げる土埃によって赤茶色に染まる変化を期待します。
これから各アイテムが発売されると思います。大樹C11123アイテムと併せ、買い揃えていきたいと思います。

検討課題
・自分が乗る通勤電車を撮る
・超特急スペーシアXに乗る

2022年12月10日 (土)

dancyu 2023年1月号 プレジデント社刊

歌い出しに「ウォンチュー!」とシャウトしたのは敏いとうとハッピー&ブルー。
なにか美味しいものを食べたいと思って私は書店で「ダンチュー」を手にします。

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特集の「いま、東京で行きたいのはこんな店です。」の他、外食したくなる記事多数でアレコレ企んでしまいます。

そして今日は12月10日。特集ではなく「いま、東京で行きたい自称食堂」において楽しい忘年会が催されます。
今年もイロイロございましたが、こうして美味しいものを食べ、楽しく会話できることに感謝したいと思います。

検討課題
・フランス産極上黒豚肩ロースを食べる
・気合いの入った料理を気合を入れて食べる

文中の「ウォンチュー!」は、『星降る街角』 作詞・作曲 日高仁 1977年の歌詞から引用。

2022年12月 1日 (木)

国鉄 上野駅24時間記 荒川好夫著 グラフィック社刊

師走となれば年末もすぐ。年末といえば帰省ラッシュとなるわけです。
そんなことを感じつつ書店で見つけた記録写真集的な本を購入してみます。初版は2020年12月25日とあります。

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表紙の帯に本書の内容が書かれています。広小路口から改札上の壁画を全て見渡せた頃の話です。
鉄道車両や施設とともに写り込む人々から季節感や当時の服装、流行などを感じ取ることができます。
そして背景に時計を入れ込んだり、列車の発車時刻などを入れ込むことによって時間も分かるようになっています。

鉄道繋がりで、

品川高輪空鉄 鉄道開通150年後の品川・高輪 吉永陽一撮影・著

2022年8月に催されたコミケ C100で頒布された同人誌を再構成した空撮写真集。
品川ゲラウェイ駅開業に併せ、車両基地だった場所から再開発工事中に出土した、通称「高輪築堤」を大判画像で
詳しく解説しています。駅開業前の2008年からの開発の推移が判る非常に興味深い写真集といえると思います。

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貴重な鉄道遺構、産業遺産であるのにも関わらずJR東は全ての保存、維持には積極的姿勢を見せていない模様。
むしろこの遺構を使った収益事業を編み出してみろよと思っていしまいます。なによりもこの歴史的価値のある遺構は、
私企業JR東ではなく、工部省によって作られたものじゃないのか?と勝手に工事を進めるJR東に言いたくなります。

歴史繋がりで、

お江戸・東京 坂タモリ 港区編 タモリ写真・著 ART NEXT刊

日本坂道学会の副会長であるタモリ氏が歩いて撮った港区の坂を丁寧に解説した本。

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都心、旧東京15区の隅田川以西を歩いていると坂道が多いことにホトホト気付かされ、歩くだけで疲れてきます。
道路や地区割りは江戸時代の頃から大きく変わらず、土地のアップダウンもそう変わらないということなのでしょう。
本書では港区編と銘打っていますから、いずれ千代田区編、文京区編、渋谷区編と続刊の刊行を期待しちゃいます。

検討課題
・副会長といえば小遊三な感じで
・久しぶりに四谷あたりを歩いてみる

2022年9月16日 (金)

料理王国 October 2022 VOL.324 JFLAホールディングス刊

時間があれば立ち読みしてごらん?そんな感じでお薦めされた雑誌を興味を持って購入してみます。
発行はジャパン フード&リカー アライアンス株式会社。本職向けの食材、料理、料理人、店舗を紹介するような雑誌。
記事として紹介されるお店はどれも自分には縁遠いものだったりします。知らない世界を覗き見る感じといえます。

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手に取り、読むべきは4ページにわたり紹介される記事。
ノワール・ド・ビゴールと呼ばれるフランス最古の純血原種豚を「パンナムの巨匠」「豚の匠」「FDSの鬼」と二つ名を
駆使するシェフが腕を振るった豚肩ロースのコンフィと、ジャンボン・ブランがページいっぱいに紹介されています。

すげー旨そう。悲しいかな手に取った雑誌からは匂いを嗅ぎ取ることはできず、ページを舐めても味はしません。
こういう食材、こういう料理があることを知る機会を得られただけでも収穫といえます。

検討課題
・そこにヨンサンが映り込んでいないか確認する
・気になったお店に勇気を持って行ってみる

より以前の記事一覧