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カテゴリー「ヨミモノ」の132件の記事

2024年8月15日 (木)

赤紙がきた猫 矢野満月著 芳文社刊

昭和19年(1944年)2月、東京から津軽海峡を渡り、函館へと嫁いだ表紙の女性の物語。

前年にはアッツ島守備隊の玉砕、雨降る神宮外苑での学徒出陣。翌月にはインパール作戦が開始され
戦況は悪化の一途をたどるなか、鍋釜梵鐘から動物までもが軍事利用のため供出を求められる社会で
それでも普通に生きようとする市民たちを描いた漫画。

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嫁ぎ先の函館、雪の中で見つけた猫を飼い始める新婚夫婦。猫は今も昔も猫らしく、猫のまんまです。
タイトルから飼い猫に対し供出を求められるだろうと想像つきますが、第1巻では猫は元気にしています。

そういう季節ですし、読んでおこうと思います。
第2巻は2025年春に刊行予定。どうか猫が元気なまま猫でいますように。

検討課題
・そして、トンキーもしんだを読んでみる
・兵隊さんに愛されたヒョウのハチも読んでみる

2024年6月20日 (木)

RM Re-Library 25 東野鉄道・上部鉄道 NEKO PUBLISHING刊

表紙右上に「アールエム ライブラリー13・41復刻版」とあり、過去に出版されたものの合本です。

副題に「北関東の知られざるローカル私鉄」とあります。
個人的に上部鉄道について知識も興味もありませんが、東野鉄道に興味を持ったため書店で購入します。

1968年に廃止となった東野鉄道は、国鉄西那須野駅から大田原~黒羽~佐良土~小川と線路が敷かれていました。
終点は、現在の那珂川町立小川中学校(旧小川町小川中学校)の近くにあったのではないかと推察します。
廃線となった線路跡は道路へと整備され、その道をその後の東野交通(東野バス)も走っていたように思います。

108

個人的には栃木県ケンポク地域に国鉄バスと競い合うように縦横な路線を有した東野交通を利用したことからバスは
記憶に残っています。特に小川には、南北に走る大田原~烏山路線と、東西に走る宇都宮~馬頭路線の乗り換え用の
待合所を備えた駅が交差点の角地に唐突にあり、待合所で乗り換えバスの到着をボンヤリと待つこともありました。

その東野バスもいまはなく、稀に高速道路を走る大型バスの側面に描かれる「108」にその名残を見つける程度です。
東武宇都宮駅前を埋め尽くした赤/白のカラーリングをまとった東野バスはもはや見ることもできず残念です。

オッサンのノスタルジーってやつです。

検討課題
・盆踊りは山村開発センター駐車場での開催を熱望する
・花火大会は馬頭高校下の武茂川での打ち上げを熱望する

2024年6月18日 (火)

参考書、あるいは副読本のようなものについて。

美味しいものを食べることが好きです。

意地汚いまでの食欲。頑健な胃袋。全裸以外のドレスコードを満たす服装。バッチリ準備万端です。
自分の身の丈に合ったお店で美味しいものを食べ、たまの御褒美としてすごく美味しいものを食べる。
その美味しいものが何処から来てるのか、どういう人が携わっているのかを知りたくなることがあります。

240618_2130

そんな少しだけの興味を満たしてくれる雑誌を参考書的に購入することがあります。
記事のなかで紹介されているお店へ行ってみたくなれば散歩のきっかけにもなり、便利だったりします。
ということで「当たり」記事も多い雑誌の最新7月号を購入します。ナルナルと唸りながら熟読しましょう。

検討課題
・きれいに食べることを意識する
・食べず嫌いと偏食を克服する

2024年3月12日 (火)

RIDERS CLUB 2024年4月号 実業之日本社刊

書店で見つけ「創刊600号記念号」ということもあり購入します。
みんな大好き平忠彦氏を特集しています。1986年のWGPで操ったYZR250(OW82)が表紙を飾ります。
本人のインタビューの他、1983年からヤマハの開発を担った河崎裕之氏のインタビュー記事もあります。

RIDERS CLUB誌を購入したのはいつ以来だ?もはや思い出せません。
誌名ロゴがヘルベチカ風だった頃は、シーズンオフになるとGPマシンを特集し、模型製作等に活用できる
クローズアップ画像と解説を載せた特集号を買ったものです。私は模型製作に活用できませんでしたけど。

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驚いたのは平忠彦氏が2024年現在67歳ということ。そりゃあ誰しも年を重ねるわけではございますよ。
全日本500ccクラスにおいて1983年から3年連続チャンピオンを獲得したのが20代後半だったことに
今さらながらに驚くとともに、それから40年が経過していることに輪をかけて驚くことになるのです。

オッサン世代にとって平忠彦氏といえば映画出演だったり、化粧品CMを思い出します。
この件についても現在の氏の思いが綴られています。アップデートの必要性をジワジワと噛みしめます。
とはいえ角川映画にかじりついていた頃に映画館で観た木の実ナナ氏の美しさは、中学生のイロイロを
タフタフするのにじゅうぶんだったことは実体験として、ノスタルジー込みでここに記しておきます。

検討課題
・YZR700 OW69のキット化を願う
・YZR500 OW70の箱を開けて閉める

2024年2月15日 (木)

昭和~平成 東武スカイツリーライン沿線アルバム 牧野和人解説 アルファベータブックス刊

書店で見つけたので購入します。
タイトルに「昭和~平成」とありますが、本書では昭和30年代から平成10年頃までを紹介しています。
また「東武スカイツリーライン沿線アルバム」と馴染んだ東武伊勢崎線の路線名を用いていないのは、
帝都東京のターミナル、浅草駅から埼玉県北部の杉戸駅(現東武動物公園駅)に至る沿線の風景と
そこを走る車輌を網羅しているからです。巻末には大師線、亀戸線などの風景も収録されています。

奥付などなく、ひたすら画像と記録時期と記録者、そして牧野和人氏による丁寧な解説が続きます。
駅開業当時と現在に近い時代の地図を用い、駅周辺の変化を比較し開発状況を確認できます。
同社既刊本と併せてご覧になると浅草駅からの沿線風景をより味わえると思います。

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浅草駅が8両編成に対応していない頃、松屋浅草の建物が改造されていない頃を知れます。
東武のSLが活躍していた頃を知れます。西新井駅を除き北千住駅から北越谷駅までが高架化される
以前の駅前風景なども紹介されています。駅前即沼、駅前即田んぼなのどかな風景を堪能できます。

南越谷駅から国鉄武蔵野線を利用する際、雨の日も風の日も越谷駅からテクテク歩いたんだよ。
そんなことを年上の方から聞いたことがあります。調べると約1年のタイムラグ有ったことを知ります。

ガキの頃、東洋一と称された武里団地を通り越し、せんげん台駅の駅前でザリガニを乱獲したことを
思い出します。鉄道車輌より沿線風景のほうが幼い頃の記憶を掘り起こしてくれるようで感動します。

個人的に圧巻だったのは巻末で紹介される西新井駅近くにあった東京マリンの空撮画像。
プールサイドで誰かがブチ撒け、水を吸ってブヨブヨになった焼きそばを踏んだときの足裏から感じた
気持ち悪さをアリアリと思い出しました。ページをめくるたびに記憶がモリモリ甦ってくるようです。

書店には「東武鉄道 1980~2000年代の記録」山内ひろき解説 フォト・パブリッシング刊もありました。
こちらも思い出したときに購入しようと思います。

検討課題
・ねこヒゲ運用再開を誰かに訴えてみる
・超特急100系スペーシアのねこヒゲカラーを期待する

2024年2月 3日 (土)

デイドリーム・アワー 九井諒子著 KADOKAWA刊

先頃、14巻をもって完結した「ダンジョン飯」の作者、九井諒子氏が連載執筆中に描いたアレコレを
まとめたもの。副題に「九井諒子ラクガキ本」とあるように思いつくまま、イロイロと描かれています。

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横の「ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル」は、完全版として判型をA5サイズに変え同時
刊行する予定でしたが、2024年1月25日段階で発刊が遅れており、2021年版を添えています。
完全版が店頭に並んだら購入したいと思います。

ダンジョン飯に登場した魔法使いのハーフエルフ、マルシル・ドナトー。
そんなエルフ繋がりで、

Elf_2402_02

昨年あたりから映像化されたり、これから映像化の予定もあるエルフ登場のコミックをいくつか。
もしかして令和のエルフブーム来てる?そんなことを思わずにいられません。
さらにエルフ繋がりで、

ニセモノの錬金術師 うめ丸著 杉浦次郎原作 KADOKAWA刊

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現代日本から異世界に転生しパラケルススを名乗る錬金術師。業務拡張を考え表紙手前のノラという
名前のしたたかな性格をした奴隷を購入します。その際、悲しい状態のエルフも同時購入しています。
仕事をしながらエルフのお世話もします。間もなく2巻の発刊予定、購読を続けたいと思います。

検討課題
・エルフといえば1978年のelf-X
・83年のelf-eと84年のelf-2も

2023年9月25日 (月)

配線略図.book vol14 東武鉄道配線略図1975 配線図.net刊

東武鉄道各路線の1975年当時の配線略図をまとめた本。
配線略図は1975年当時と、2023年現在を比較していて差異が非常に分かりやすくなっています。

タイトルにある1975年といえばスカイツリーラインではなく伊勢崎線と呼ばれていた頃。
東向島駅が玉ノ井駅となんとも艶っぽい駅名だった頃。梅島駅までは高架化工事が完了し、雨が降ると
蒲生駅から新田駅にかけてはダブダブに水没し幻想的な田園風景を見せていた頃の配線略図です。

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1975年当時は貨物輸送も行われていたことから沿線には企業の専用線も多くあったことが分かります。
西新井駅には工場があり、杉戸駅(東武動物公園駅)に蒸気機関車用給水塔も残ってた記憶もあります。

現在、高架化工事中の春日部駅に対応するためか大袋駅、武里駅に留置線が新設されたことを知ります。
下今市駅、鬼怒川温泉駅にSL大樹用の転車台が設けられたことも見てとれます。時代は流れていくのです。

遺構探しに沿線を歩いてみたくなる一冊です。

検討課題
・葛生駅の先を歩いてみる
・高架化された竹の塚駅を見ておく

2023年9月12日 (火)

中世への旅 ハインリヒ・プレティヒャ著 平尾浩三/関楠生訳 白水Uブックス刊

中世といえば暗くて、冷たくて、寒くて、汚くて、不潔で、不便で、不自由で、教会が強突く張りで、
市民は蒙昧で、頑迷で、と己が知識の無さをひけらかしながら偏見丸出しになってしまいます。

そんな中世世界を「騎士と城」 「都市と庶民」 「農民戦争と傭兵」の3冊に別けて紹介しています。

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中世ドイツを中心に、叙事詩「ニーベルンゲンの歌」からの引用や、当時の図版なども用いながら
話と解説は進み、私の凝り固まった偏見を見事に解きほぐしてくれます。

中世繋がりで

貞操逆転世界の童貞辺境領主騎士 道造著 オーバーラップ文庫刊

web版小説は未読。
そこは男女比1:9という女性が社会を動かし、男性は貴重で金で囲われ、複数の女性で共有することも
あるへんてこ中世世界の童貞辺境領主騎士に転生した男の物語。男は脱童貞を果たせるか?

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転生前の男も童貞。ただ、既刊の3巻までにおいて男についての過去は、それ以外触れられていません。
ここらへんのサッパリ具合というか、ザックリ具合は転生前への女々しさを感じさせず、いい感じです。
柳瀬こたつ氏によるコミカライズも進行中。男の行く末含め、追いかけてみたいと思います。

騎士繋がりで

家系女騎士 錆狗村昌著 KADOKAWA刊

オークとの戦闘中に家系ラーメン店「鬼心家」に転移させられた女騎士フレイヤ・R・ダイヤモンドの物語。

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言葉も解さず、転移時にラーメン店の寸胴鍋をブチ撒けたことから、なし崩し的にバイトをする日々。
バイトの賄い飯は当然のようにコッテリ家系ラーメン。無事、体型を変えずに元いた世界に帰れるのか、
ドタバタながら帰郷なるまで読んでみたいと思います。

錆狗村昌繋がりで

亡びの国の征服者 錆狗村昌著 原作不手折家 キャラクター原案toi8 オーバーラップ刊

現代日本から不慮の事故により中世ヨーロッパ風異世界へ現代の記憶を残したまま転生した男の物語。

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原作小説は未読。中身はそれなりに成長した成人ということもあり、既刊のコミックで描かれる主人公は
子供ながら妙に達観した感じで描かれます。コミックが原作小説に追いつくにはマダマダ時間がかかり
そうですが、作画の絵柄は好みだったりもしますので、しばらくは追いかけようと思います。

検討課題
・行灯カキカキ!
・チンコ痛いねん

2023年9月11日 (月)

詳説東武100・200系 丸目会刊

今夏に導入された新型超特急N100系スペーシアX、それと500系リバティ号の運用が今後
増加していくことが予想される東武鉄道にあって、長らく「超特急」の名を欲しいままにしてきた
超特急100系スペーシア、特急200系りょうもうは少しずつ運用から外れていくのかもしれません。

そんな100系と200系についての詳細を紹介する本が平積みされていたので購入します。

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すげーよ。
冒頭に東武鉄道の歴史、東武特急の歴史を紹介した後は、ひたすら100系と200系の記事。
書店で「ビニ本」状態での販売だったことから中身を見ることなく購入せざるを得ず、購入後に
ソワソワしながらビニールを引きちぎり中身を読むに、内容の濃さに驚いてしまったのです。

これは保存用にもう1冊購入しておいてもいいかもしれないという良書です。個人の意見です。
今後、私の愛してやまない最良の普通車「東武30000系」詳説の出版を待ちたいと思います。

検討課題
・エックス?
・私鉄グリーン車を可能な限り利用する

2023年7月24日 (月)

新車詳解 東武 N100系 SPACIA X イカロス出版刊

新型超特急 スペーシア X には、現時点において乗車する機会は訪れていません。
いつの日か乗車できる際、車内で恥ずかしい思いをしなくて済むよう、内装などを確認しておく
ためにも車輌の詳細について、多数の図版とともに書かれている本書を購入してみます。

それにしてもナゼN? Newではありきたりだし、Nikkouなのか?それともNezuのNなのか?
気にすることでもありませんが、XならX100系でもよかったのじゃあないかと思ったりします。

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多彩なシートアレンジ。支払う金額如何によってヒエラルキーのようなものを垣間見るのでしょう。
乏しい手持ちの金でやりくりする我が身としては、乗車できるだけも冥土の土産になると思います。

巻末には東武鉄道の超特急1720系DRCと、100系スペーシアの車輌紹介パンフレットを縮刷して
掲載しています。むしろこちらが本文、本体といっても過言ではありません。個人の意見です。

まずは乗車の機会を窺いたいと思います。

検討課題
・ジュークボックスを探さない
・2人用個室を独りで利用してみる

より以前の記事一覧