カテゴリー「ヨミモノ」の142件の記事

2025年4月20日 (日)

car styling 2025 vol.1 三栄書房刊

紆余曲折イロイロありながらもcar styling誌が復刊しました。本屋で見つければ当然のように購入するわけです。
慣れ親しんだ判型は手に納まりも良く、カースタイリングはやっぱこのサイズだよな、としみじみ思うわけです。

表紙には「NEW ERA」とも書かれます。新時代ということです。
国際競争力、低環境負荷、衝突安全性、乗員保護、サスティナビリティ、コストダウン、トランプ関税、諸行無常。
それと下請けに対する「お願い」という苛烈な命令。自動車デザインを含む自動車開発を取り巻く状況は厳しさを
増すばかりです。新時代における工業デザインの上っつらだけでも本誌を通じ、少しでも感じておこうと思います。

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特集として「中国自動車メーカーの現在地」にページを割いています。
国策として電気自動車普及を発展させ、唸るほどのマネーを持て余す14億人民の旺盛な購買力により中国の自動車
メーカーはもっと挑戦的デザインと機能を盛り込んだ新車をリリースすると思っていましたが、未だにタイヤは4輪、
屋根もワイパーも100年前から変わらぬものを装備するだけで中国らしいデザインも機能も見当たりません。

80万人を超える在日中国人も自国から日本進出を果たした紅旗を乗り回すことなく、愛国心のかけらも見せずに
トヨタオラツイタアルファードにゾロ目ナンバーを貼り付け喜々としています。そんなんでいいの?と思ってしまいます。
良くも悪くもトヨタ車のデザインは、その手の人たちに訴えるモノがあるということなのでしょう。ナンナンだかなぁ。

刊行タイミング、次号予告はなかったものの、次号を見つけたら購入します。

検討課題
・フラットデザインに疑問を呈する
・車は凶器と認識させるデザインも必要

2025年4月19日 (土)

栄光のAMA スーパーバイク クロニクル 1977-1989 モーターマガジン社刊

1976年から2015年まで開催されていたAMAスーパーバイクシリーズのなかから、木引繁雄氏により撮影された
1977年から1989年までの画像をまとめた一冊。ここまでまとめられた本は無いと思えるほどの奇跡の一冊です。

市販車を改造するスタイルの選手権として当初は西ドイツ製ボクサーツインや、イタリア製L型ツインも参戦して
いたものの、極東の島国からの日本製パラレル4気筒によりソウソウに駆逐されていくさまが記録されています。

1980年代中盤になると各社レーサーレプリカ的市販車をベースにするため、表紙のCB750Fような改造車感は
薄れていきます。最初からフルカウル、アルミフレーム、油冷エンジン装備とモリモリの市販車なんですもの。

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タンタンタミヤのジューニをこねくり回したくなる気持ちをグッと抑え込まないとなりません。
ページをパラパラとめくっているとツイツイ作れるんじゃないかと思ってしまいます。自分にゃムリムリでござんす。

本書には1983年にクリスチャン・ルリアールと組み、elf-eを駆ったデビッド・アルダナの雄姿も収録されています。
もうこれだけで購入する価値アリアリです。体じゅうのイロんなところからアレが漏れ出します。個人の意見ですよ。

他にもレース参戦車としては稀な存在といえるGSX750Eなどの画像も収録されており、バキバキになります。

検討課題
・アオシマ社のキットを積んでみる
・クリーム社のエキパイを探さない

2025年3月20日 (木)

GRAND PRIX ARCHIVES 01 モーターマガジン社刊

副題として「ケニーとフレディの時代 1978-1985 アメリカンライダーの台頭」とあります。もうモレモレです。

木引繁雄氏により撮影されたWGP500ccクラスの画像が誌面を埋め尽くしています。画像の説明は最小限です。
巻末にはそれぞれのレース結果も掲載されています。見たことのある画像も多数収録されています。

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WGPがどさ回りでもなく、コンチネンタルサーカスと呼ばれていた頃のことです。煙草の広告も無制限でした。
ルッキネリがトロフィーを抱えながら煙草を吸っていても咎められることもなかった様子が記録されています。
それでも1983年シーズンになると、Marlboroにガムテを貼って隠すようになっていったことも見て取れます。

ウンチーニが制覇した1982年を含む80年代は、日本の4大メーカー全てが500ccクラスに参戦していました。
アメリカンライダーの台頭。ヨーロピアンで500ccクラスを制覇したのはルッキネリとウンチーニだけでした。
奇しくも両者ともにスズキを駆ってのタイトル獲得。ガリーナチームの強さが輝いた瞬間でした。

ページをめくる度にタミヤ社のジューニを作りたくなります。自重して厳に控えねばなりません。
タイトルに「01」とあるのですから続刊を期待したいと思います。

検討課題
・AMA本も買えたら買っておく
・1981年のサロンをどうにかして

2025年3月19日 (水)

吉田初三郎鉄道鳥瞰図 益田啓一郎著 三才ブックス刊

書店に寄ったついででもなく、先日の検討課題を果たすように鳥瞰図本を購入します。

大正から昭和にかけて吉田初三郎氏により描かれた鉄道路線と絡めた鳥瞰図を多数収録しています。
鳥瞰図絵師というジャンルがあることを初めて知りました。

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非常に誇張された絵のなかに帝都東京や富士山といった基準となるような場所を配することで地理把握を
容易にしています。また、鉄道路線も実際とは異なり直線的に並べることで分かりやすくなっており、これは
現代の駅や車内に掲示されている鉄道路線図に通じるものがあるような気がします。

近年はスマホで見ることのできるデジタル地図を使うことが多くなっていますが、こういった絵画的な地図も
観光地を中心にお土産として販売されていれば、それはそれで記念になるのじゃないかと思ったりします。

本書についていえば判型がもっと大きく、B3くらいのサイズでも良かったのじゃないかと思います。
地名や駅名がチョット以上に小さく印刷されていて、老化をし始めた我が両眼では読みにくさを感じました。

検討課題
・地図の上下が南北じゃないことを知る
・右というときと東というときを使い分ける

2025年3月18日 (火)

dancyu SPRING 2025 プレジデント社刊

それまでの月刊から季刊へと刊行形態を変更してからのリニューアル第1号。とりあえず購入します。

特集は肉料理。頬ずりしたくなるような表紙です。肉肉肉肉、肉尽くしの記事で構成されています。

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記事中に「付け合わせポテトを極める」という小特集があります。
ポテトピューレの作り方を開陳されてる気合いの入ったシェフが「焦がさなければ失敗なし」と書いてます。
そんなんできるわきゃねぇですよ!
本当のプロは極めた技を簡単なことのようにご説明なさいます。素人がそんな簡単にできっこないんですよ。

季刊に変更されたことで内容が濃くなったような気がします。面白い特集のときは買おうと思います。

検討課題
・マネして作って失敗するまでがお約束
・失敗しても責任食いで完食すること

2025年3月 7日 (金)

詳説東武30000系 丸目会刊

いつぞや買った丸目会の新刊が書店で平積みされていたので迷うこと無く購入します。
個人的に最良の普通車だと思っている東武30000系を余すこと無く紹介しています。もう最高です。

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東武は状況に応じて分離可能な6両+4両という構成の10両編成で運用を開始しますが、鉄道輸送事業を
不動産開発のオマケ程度にしか考えない直通運転先から徹底した社畜運搬車仕様の運用を求められます。
結果として東武本線、スカイツリーラインから東武30000系は姿を消すこととなります。許さんからな!

しかしながら、その後のコロナ禍に伴うリモートワークの定着。鉄道利用をする沿線住民の減少といった
いくつかの要素から、当初の東武による6両と+4両という構成は正鵠を射ていたことが明白となりました。
だいたい東武は、平成初期に2両+2両+2両+2両という構成の8両編成を朝の通勤時間帯に走らせていた
実績があり、東武沿線の社畜どもはそんな運転台だらけの普通車にも文句を言わず乗っていたのですよ。
どうでしょうか、今なら本線での30000系運用を復活できると思うんですけど。ご検討お願いしまっす!

さらに東武繋がりで、

まるわかり東武スカイツリーライン むさしの創作処刊

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源森橋に佇む女性が表紙の本誌。可愛らしいのは表紙だけ、中身はゴリゴリ鉄道的ハードコアです。
東武鉄道の歴史、スカイツリーラインで運用される車輌、スカイツリーライン各駅の紹介、直通運転先の
路線紹介、スカイツリーライン沿線のグルメガイドや名所案内と盛りだくさんで濃密な内容になってます。

いい歳のオッサンが手に取ると気恥ずかしい表紙なので、他の本と重ね挟み込むようにして会計をします。

検討課題
・鳥瞰図本も買っておく
・東上線で30000系に乗る

2025年3月 6日 (木)

Sports-Car Racing Vol.23 Special Edition Sports-Car Racing Group刊

不定期刊行なのか発売スケジュールを把握していませんが、書店で見かけたので購入します。

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表紙にはマスタング GTPを特集していることが書かれています。もちろん確認するわけです。
んもう!俺がポンチキモデリングに悶絶しているときに見たかった画像を多数収録しています。ムキー!
他にカウルを装着したF-1とも呼ばれていた頃のGr.Cに参戦していたXJR-14の記事もあります。
模型製作の資料としても内容の濃い一冊といえます。

XJR-14繋がりで、

Racing on Archives Vol.19 グループCクロニクル第1章/ジャガー編&メルセデス編 三栄書房刊

そのものズバリ。
ジャガーのグループCカーを特集しています。特にXJR-14に記事の多くのページを割いています。

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スターター社製ジャガーXJR-14 バドライト IMSA 1992のキットを保有しています。
保管状態の悪さからデカールが残念な状態になっていましたが、スーパーエージェントさまのご助力もあって
無事、シルクカット仕様のデカールを入手することができました。これで製作に取りかかれるかもしれません。
とりあえず資料として両誌を斜め読みしておこうと考えます。

検討課題
・たまには資料本をみて作る
・実車を見に出かけてみる

2025年3月 5日 (水)

ドカ食いダイスキ!もちづきさん まるよのかもめ著 白泉社刊

表紙の女性、もちづきさんが食べまくります。とにかく食べまくるのです。常軌を逸した食事量です。
いわゆるグルメ漫画とは異なり、食べるシーンも美味しそうには感じられません。荒行のように食べてます。

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大盛りのオムライス。
遠近感はあるにせよ、閉店した神保町の徳萬殿が提供していた大盛りチャーハンを彷彿とさせます。
これを軽くペロリとやっつけるんです。で、帯を取ると

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オムじゃなくてマヨなの?となります。
ケチャップライスにマヨをドブドブと盛り付け、さらにケチャップをトッピング。地獄のカロリー摂取です。
この漫画を読むと「俺ぁマダマダだな」と反省することになります。

食べる繋がりで、

ふらいんぐうぃっち 石塚千尋著 講談社刊

横浜に住む表紙の女性、見習い魔女の木幡真琴は魔女修行のため横浜の実家から青森県弘前市にある親類の
家に居候をしながら修行に励みます。弘前を中心に実在のイロイロをナニした感じで描かれてもいます。

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登場人物の飲食シーンが多く描かれます。また、ちょっとした所作や動きを丁寧に描写しています。
2012年の連載開始から10年以上経過しながら非常にユッタリとした感じで時間が流れています。
単行本は13巻まで刊行。追いかけていこうと思います。

講談社繋がりで、

織田ちゃんと明智くん 常磐ギヨ著 講談社刊

表紙で刀を構える学校一の人気者、織田麻里亜。
学校一の嫌われ者の明智隆之介から告白を受け、愛し合うふたりがチューをすることから始まります。

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その瞬間、その名の通り織田信長の生まれ変わり、明智光秀の生まれ変わりと自覚することになります。
ゆるふわツインテールの第六天魔王が誕生します。明智くんの前では家康饗応時みたいな変貌を遂げます。
現在2巻まで発売されています。ラブい本能寺、あるいは再びの本能寺まで追いかけてみようと思います。

検討課題
・マヨ直飲みは厳に慎む
・マヨ自作時の油の量に戦慄しない

2024年10月12日 (土)

MODEL Art 2024 November No.1144 モデルアート社刊

書店で目に入り、久しぶりにモデルアート誌を購入します。

特集は「カーモデルSOS こんなときどうする!?」と書いてあります。とりあえず絶叫するに決まってんじゃん。
数年おきに購入するからか誌面構成が変わったような気がします。カラーページが増えまくった感じです。

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読めばナルホドと思えることもありますが、ヨンサン製作時に頻出しがちなトラブルに対して有効と思える
解決法はなく、やはり握りしめたボディを窓から投げ捨て、忘れるのが最良の解決法と納得するのです。

酒本徹氏によるトランペッター社 1/72 A-6A, A-6E イントルーダーの製作記事は読み応えがあります。
このままトランペッター社からヨンザニアのEA-6B プラウラーがキット化されないものかと期待します。

併せて模型製作時に役立つような感じ繋がりで、

WAR MACHINE REPORT No.140 ロシア・ウクライナ戦争が生み出した異色AFV続 アルゴノート社刊

PANZER 2024年10月号臨時増刊として発売されていたので購入します。軽快なフットワークといえます。

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既刊の139号ではロシア軍車輌を特集していましたが、今号ではウクライナ軍の車輌を取り上げています。
つまり、エイブラムス、チャレンジャー、レオパルド2などの現地改修された画像てんこ盛りなわけです。
もちろんドローン攻撃対策を施され、棺桶化まっしぐらを回避しようとするM113の画像も収録されています。

侵略戦争に終わりが見いだせない現状では、マダマダ続刊の刊行があるかもしれません。

検討課題
・ナグマホンの犬小屋が正解かもしれないと知る
・EA-6Bはヨンパチならモノグラムで作るのが正解

2024年9月25日 (水)

世界の名機シリーズ スペシャルエディション ミラージュF1 イカロス出版刊

ミラージュ、それは幻。サテサテ、書店で見つけたので購入してみます。
表紙には「ミラージュシリーズの異端児」とミラージュF1を評しています。異端児なの?
個人的にミラージュF1はハセガワ社のナナニーで筆下ろしをしたので今さら異端児と言われても…という
感想しかでてきません。どこらへんが異端児なのかよく読んでおこうと思います。

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フランス軍より他国での運用が多く、長いような気がします。やはり砂っぽい場所が似合うのです。
模型製作の資料としては物足りなさも感じますが、私のようなヘッポコにはちょうど良い内容です。
フクザニアのミラージュF1Bもソロソロ作りたいので、気分を盛り上げるためにも読んでおきます。

併せて模型製作の資料的な感じ繋がりで、

WAR MACHINE REPORT No.139 ロシア・ウクライナ戦争が生み出した異色AFV アルゴノート社刊

PANZER 2024年9月号臨時増刊として発売されていたので購入します。

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レームブリック氏が「まったく戦争ってのは、スゲェスピードで変化する!しかもどんどんキモく成長すんのな!」
そう述べたように、現在も続くロシアによるウクライナ侵略においてドローンを用いた攻撃が一般化されています。
そんなドローン対策を施した現地の車両をまとめた内容です。もはやメルカバのジャラジャラさえ役立たずです。

レーム氏の発言は高橋慶太郎著「ヨルムンガンド」9巻(2011年2月発刊)62頁からの引用。

検討課題
・機体下面はシルバーグレーで塗る
・派手な記念塗装用デカールを調達する

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