柔軟性を失ったデカールを貼る作業に悶絶したことから放置していたカトラスの製作も進めます。
ボディ側面のオレンジ部分のデカールを貼った後、細かいデカールを貼ります。
デイトナ参戦車はエンジンフードなどのカラーリングはサッパリンコとしてますので、比較的楽チンチンな作業です。
デカールを貼り終えたらクリアーをドバドバ吹いて、乾かして、表面を削っておきます。
今回のまとめてカンカンウレタンを吹きつける犠牲車ラインナップ。
画像ではウレタンクリア特有のヌラヌラした吹き上がりを感じられませんが、一応じゅうぶん吹けていると思います。
検討課題
・スジ彫りをもっと細くする
・スジ彫りをもっと浅くする
→ 5/n
同時並行的に製作中のカトラスのデカールを上手く貼れたことに気分を良くし、こちらも製作を進めます。
模型の神様はバラ鞭と長鞭の使い分けがお上手なようで。ヘッポコに飴を与えるつもりは毛頭ないようです。
ボディ側面に貼るべきSTPオレンジの大判デカールに斜めのヒビ。しかもヒビヒビと多数の斜線を確認します。
少しでもヒビヒビが砕けてワレワレにならないよう、クリアをドバドバ景気よく吹きつけておきます。
水に浸け、台紙から浮かび上がらせるとヒビヒビの数に圧倒されます。これを貼れと?誰が貼ると思ってるんだよ!
泣きながら、吼えながら、模型の神様に呪いの言葉をぶつけながら、ようやくなんとか貼ってみます。
塗った方が早いんじゃないか?自分でもそう思いますが、塗れば塗ったでマスキング失敗からのモレモレは確実。
安全策をとって蛍光色を先に吹くため、今さらのシンナー風呂もそれはそれで面倒です。どうすりゃいんだよ。
運転席側は少しだけマシ。それでもそれなりにワレワレだったりします。日頃の行いの悪さを実感させられます。
同色のベタデカールを貼ったり、筆塗りでタッチアップしたり。不具合を誤魔化すためにチマチマやります。
もうイタイタしいほどの有様。継ぎ接ぎによってボディ側面はボコボコです。とりあえずクリアを吹いておきます。
上記3枚目の画像と比較して、なんとなく辻褄は合っていながら、よく見ればどうしようもない状態といった感じ。
なにがなんでも楽をさせまいという大いなるチカラの存在を感じずにはいられません。
検討課題
・楽できそうなキットを仕込んでおく
・蛍光色以外のカラーリングを選ぶ
→ 4/n
間が空いたのは5月にざますっていたから。本当の理由を隠すように製作を再開します。
製作を進めなかったのはSTPオレンジの大判デカールを貼れば確実に失敗するだろうと予想していたから。
ところがギッチョン。なんということでしょう、特段の破れや割れもなく側面のSTPオレンジのデカールを
貼れてしまっています。笑われてこそのヘッポコモデリングだというのに、こんなんじゃあダメダメです。
もちろんデカールは当然のように柔軟性を失っており、蛍光色という印刷色ですから曲率の高い曲面に
追従しにくく、デカール軟化剤をダブダブ浴びせてもナカナカ馴染まないことはお約束だったりします。
フェンダーからタイヤハウスへグイグイと曲げるよう、溶かすように押し込んでもペキペキ割れてきます。
割れてペティブルーの露出した箇所へは白を塗った後、蛍光レッドを乗せるようにしながら塗り重ねます。
デカールからSTPオレンジの滲み出しを少しでも抑えられるよう、保護を兼ねてウスウスとクリアを吹き
蛍光色の滲み出しが無いような気がしたら残りのデカールを貼り込みたいと思います。
検討課題
・安堵しない
・これはタマタマ
→ 4/n
タイトルの通りstarter PON017 PONTIAC GD PRIX STERLING COWBOY 1996です。
前窓の切り出しとフィッティングを盛大に失敗しています。つまりは切りすぎたことから隙間アキアキです。
こう書くと、まるで側面と後窓の切り出しにとフィッティングは成功しているかのような誤解を与えてしまい兼ねませんが
大丈夫です。ご安心ください。全てのバQの切り出しとフィッティングに失敗しています。どうにかしないとなりません。
助手席側(仮)に嵌め込まれた窓も車体に対してツライチには程遠い状態。
これではタービュランスが発生し、オーバルコースならウォールに吸い寄せられるようにしながら激突すること確実です。
件の塗膜剥落箇所はタッチアップを試みるもバレバレ。
エンジンフードからフェンダーにかかる有刺鉄線のデカールが、Western Autoと、STPの上に貼られてしまっています。
貼る順序が逆でした。有刺鉄線のデカールを先に貼り、その上にWestern Autoと、STPを貼らないとダメダメなんです。
それにつけても赤版のズレズレ具合です。
これまで面倒くさいと省略していたリアスポイラーの倒れ防止棒は、もしかしたら取り付けた方が失敗箇所を誤魔化す
目眩ましになったのじゃあないかと思ったり思わなかったり。模型用語でいうところの情報量を増やすってヤツです。
とはいえ、何本もの棒を等間隔にチクチク取り付ける作業は面倒なんです。もう投げ捨てたくなるほど面倒なんです。
面倒ごとを自覚したうえで、面倒だからと先送りしたら台座に接着して完成ざますのよ!
今回の犠牲となった4台ざます。思いがけず1996年式ポンテが並びます。ざますはまたいずれ。
検討課題
・ハミルトン固めとか
・ざますり続ける
クリアを吹き重ねればシルバった部分もどうにかなるんじゃない?と天の御心に全てを委ねながら製作を進めます。
ガイアノーツ社 Ex-03 Ex-クリアーを希釈せず吹き、乾いた後デカール周辺に残る段差をザリザリと削り均します。
希釈しないため溶剤混入量も少ないからか側面ゼッケンの9と7の間に残るシルバリング部分が残ってしまっています。
今度こそ溶剤が浸潤してシルバってる箇所が誤魔化せますように!膝をつき、模型の神様に祈りながら愛用のカンカン
ウレタンを吹き、常温下でノロノロと硬化させます。で、結果はご覧の通り。模型の神様は微笑んでくれなかったよ。
さらに模型の神様はヘッポコに試練をお与えくださいます。
何をしたのかな?どうしてこうなってるのかな?ボディの先っちょに塗膜の剥落をみつけます。自覚ナシナシでこれです。
しかもキャッチピンを表現するための虫ピンをウメウメするための穴をほげた箇所でです。なんだって目立つ箇所でさぁ!
嘆いたところで模型の神様は微笑んでくれるはずもなく、デジャヴュ…まったく俺の人生ってやつはこんなんばっかだよ。
ウレタン系クリアでコーティングしてるためラッカー系塗料を使ったタッチアップは塗膜がワジワジになってしまいます。
塗膜の剥落した凹部へエナメル系の黒をチクチク盛るように塗り潰し、とどめにツヤ有りスモークを塗り重ねておきます。
検討課題
・模型の神様へのお供え物を欠かさない
・製作放棄したキットをお供え物にしない
→ 4/4
破けたデカールは己が人生。そんな風にボヤきながら製作を進めます。
残ったデカールにベタベタとクリアを吹きつけ、水に浸けてもバラバラに砕け散ることがないよう補強します。
お解りいただけますか?どうにもゼッケンや大会スポンサーなどの目立つ箇所の赤版がズレズレなんですよ。
どうにかできるはずもなく、そういう柄なんだと強弁するくらいしか手札が無いような気がします。
ひとまず先に砕けバラバラになった赤ベタ部を再建するため、スプレー吹きのインチキデカールをこさえます。
デカールを貼ります。戦車、毒ガスと並び第一次世界大戦の発明品といえる最強の兵器、有刺鉄線がシャレオツです。
問題はそこじゃなく、あまりにも明瞭な印刷ズレがバレバレなゼッケン等の赤版部分。印刷屋さんに突っ返すレベルです。
がさつな下地処理が丸わかりなアラアラしい表面。これじゃあデカールだって密着せず超シルバリング祭の開催です。
やっぱヤレた#240でカシカシしただけじゃダメか?見りゃ判るだろ、ダメダメなんだよ。ボヤきが止まりません。
密着しきれずシルバってる箇所からデカールが剥落しないよう、クリアをサラッと吹いておきます。
検討課題
・せめて#400で削っておく
・塗膜でキズを埋める作戦もやっておく
→ 3/4
マダマダざますのよぉ~!
そんな感じで効率化について検証しつつ、悪貨をはびこらせ、良貨を駆チクチクする邪悪な野望を達成するため、
チャド・リトルが1996年にドライブしたポンテGPを作ります。ところでスターリング・カウボーイって何屋よ?
調べるとウェスタンアイテムを展開するブランドのようです。ちょっと遠くへ行ってしまって今はナカナカ連絡を
取れない「工業団地の巨匠」さまが知ることになれば確実にルーシーを漏らすこと請け合いと勝手に妄想します。
立て続けに1996年式ポンテを作ったことから手慣れてきてしまい、失敗要素が減ったことから面白みに欠けます。
同時にざますったMBNAと同様に車体は黒のため、下塗りも黒サフェーサを楽チンチンと吹くだけです。
下塗りが乾いてしまったら、決して得意ではないもののタミヤ社 TS-14 ブラックを吹きます。ここまでは一応順調。
さて、デカールでも貼るかと水に浸けると予定通りバラバラになります。順調ジュンチョー!予定通りだよコンニャロ!
なんだかんだと一筋縄じゃいかないな。
検討課題
・ロープワークは「花と蛇」を参考書にする
・明確な問題があっても知らん顔しておく
→ 2/4
タイトルの通りstarter PON015 PONTIAC GP STP 25TH ANNIVERSARY 1996です。
カンカンウレタンを吹いた塗面を触ってもネトネトしなくなったら細かい部品を取り付けます。
リアクォーターウィンドウにあるべきダクトのディテールは工作をせず、デカールを貼るだけで済ませています。
ホイールは下塗りの黒の上からインディブルーを吹いたままです。
解りづらい点として車内の色。外装は銀なのに内装は明るめのグレーだったりします。
この年の他のカラーバリエーションも内装色はグレーです。よく分かりませんが細かいことは考えたくもありません。
フロントフェンダーに貼られるGOOD☆YEARのロゴに黒縁がありません。銀地に黄色の文字は判読性が悪いと思います。
作れば作ったで#43というだけで達成感と満足感を得られます。気分良く台座に接着して完成とします。
検討課題
・94年のハミルトンのポンテも
・91年のハミルトンのオールズも
銀色が乾いてしまったようなので製作を進めます。お地獄確定ですよ。
カラーリングの主要部となるデカールは、ペティブルーとディグロが一体化した状態で印刷されています。
デカール軟化剤でヤワヤワになるペティブルーと、ヤワヤワにならずパキパキと割れるディグロのコンビネーション。
予想されていたことですが、デカールは引っ張ったり引っ張られたりで各所チマチマとヒビヒビになっています。ぬぅ
仕方なくタッチアップ。
ディグロ部に塗り重ねた蛍光オレンジは、後のクリアコーティングに滲み出しが確実に発生しそうで今から不安です。
ガイアノーツ社 Ex-03 Exクリアをディグロが滲み出さないよう時間を空けながら少しずつ吹き重ね塗膜を稼ぎます。
その後、ラッカークリアが乾いたらデカール貼付部周辺に残る段差を削り均します。
愛用のカンカンウレタンを吹き、常温下でノロノロと硬化させます。ノッペリした銀のためか抑揚に欠ける感じがします。
検討課題
・銀サフの塗面のまま作っちゃう
・メッキ調塗料と混色してみる
→ 3/3
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